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Eventのインパルスを生成する方法

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REAKTORで、Event信号のインパルスを生成する方法の正解っぽいのがようやくわかったので書いときます。 [Built-in Module] → [LFO, Envelope] → [H] Hold Envelope というモジュールを使います。それぞれ入力は Trig : Trigger信号。Single Trigger Gate を入れてますが、 多分普通のGateでも動くかと(未確認) A : インパルス信号の出力として欲しい値を。 H: Hold時間。0 を。 もちろん出力はEvent信号です。 これでようやく Single Trigger Mode で、スラーで弾いたときはポルタメントがかかって、スタッカートで弾いたときはポルタメントがかからない処理のちゃんとしたのができるぅ。わあい。

マイクロチューニング計算スプレッドシート

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IZANAIでマイクロチューニング(microtuning)を実装しているので、テストも兼ねてWebで設定を探したりして色々設定してみたりしてるんですけど… Cに対する周波数比しか書いてなかったり、cent値があっても、基本、有効桁数が二桁だったりするので、スプレッドシートで値を入れたらcent値の計算してくれるドキュメントを作りました。 ついでなので、ちょっと体裁いじって公開します。 ざっくりと、 こんな感じのものです。 もう一つの『Cents→Freq』タブの方は、cent値とAの周波数を入れると、各音の周波数を表示してくれるものです。おまけ機能。 中身は見ていただくとわかりますが、雑なエラー処理をして(苦笑)計算してるだけです。 以下からダウンロードしてご利用ください。リンク先の『Microtuning計算』が該当のファイルです。 https://drive.google.com/drive/folders/1pkVGnEtqBP4Ujors0YJ3vPhhXmoFW__N?usp=sharing ファイルはGoogleDocsで作成しましたが、ダウンロード時にExcelファイルに変換されます。(さっきテストでダウンロードしてみて初めて知った…) Excelをお持ちでない方は、 フリーソフトのLibreOffice などをご利用いただくか、ご自身のGoogleドライブにアップロードしてGoogleスプレッドシートでご利用ください。

IZANAI ver0.22(残念ながらまだ非公開)

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前回曲を作ってみて色々改良点が見えてきたので、いくつか修正。 全体図(A)はこんなかんじ。 ピッチ専用のENV3を外しました。実際使ったら、いやそんないらんだろってなりました。よってENV2をピッチ用として使えるように。 アナログシンセ的な使い方だとENV2もADSRでいいんじゃねって感じなんですが、2オペのFM音源として使うときにADBDSR欲しいんですよね…。 裏面(B)はこんな。 MIDI CCのエクスプレッションは元々対応してたのですが(簡単なので)、フィルタのレゾナンス、フィルタの開き具合、エンベロープのディケイ値(ただしENV1のDecay2Timeのみ)にとりあえず対応。 VCF1ローパスフィルタに -12dB/Octタイプと-48dB/Octタイプを追加。 これは後述するVCF2の変更に伴ってあったほうが良さそうだったので。 VCF2はハイパスフィルタだけでなく、 コムフィルタとノッチフィルタを選べるようにしました。 これでいわゆるアナログシンセ的な音だけでなく、90年代くらいから出てきた、フィルタで箱鳴りとかフランジャーっぽい音がするやつ、みたいな音が出せます。 元々ver0.20のときにLadderフィルタx4で似たようなことをやっていたんですが、全部別々に制御する方式であまりにも使いにくくて実用に耐えなかったのでver0.21で削除したんですよね…。 後はおまけ機能のディレイ。 左右のディレイタイムを個別に指定できるようにして、フィードバックをクロスさせました。 これでおまけっぽくなくなった! あとは… 一般にシンセってVCO→VCF→VCAの順番に信号を流しますが、VCO→VCA→VCFっていうモードを付けてたのをやめました。実装した理由も実装をやめた理由も色々あるんですが、最終的には『ややこしくなるから』です!メンテナンス性大事。 そろそろ公開しても良さそうな感じにはなってきているんですが、ひとつ重大なバグがありましてですね…。 それは、ポリフォニックモードで鍵盤押しっぱなしの状態でモノフォニックモードに変更すると音が鳴りっぱなし!バックグラウンドで鳴りっぱなし!(苦笑 いや、この辺ちゃんと理解できてない部分があるのは確かなんですよね。しかも後でその辺の処理

REAKTOR TIPS : REAKTORって重いよね…

ちょっとフィルターいっぱい使って同時発音数増やすとすぐブチブチ音が途切れてしまうのに、DAWでVSTiとして読み込んだらそこまででもなく…どうなってるのこれ、っていうREAKTORあるある。 というわけでスタンドアロンで使う場合のREAKTORがブチブチ言わないための設定2つです。 以下、 うまくいかなかったり、OSが固まる等の被害があっても責任は取れませんので、あくまで自己責任で お願いします。 1.物理コアひとつで動かす まず設定方法を。 OSのタスクマネージャを開き、[詳細]タブを選択 リストからREAKTORのプロセスを右クリック 右クリックで出るコンテキストメニューから[関係の設定]を選択 [プロセッサの関係]ダイアログのリストの[CPU0]以外のチェックを外す([CPU0]だけチェックされている状態にする) [OK]を選択 これはREAKTORをどのCPUコアで動かすか、の設定です。REAKTOR起動時、毎回しなければならないのがなにげに面倒ですけど。 この例では、CPU0を指定しています。現在のPC用CPUはひとつのCPUの中に物理コアとその余剰で動く論理コアがありますが(ないものもあります)、物理コアを指定するようにします。 ※通常、物理コアは0番もしくは偶数番です ※デスクトップ用Core i5のほとんどに論理コアはありません なお、Instrument1がOut1、Out2に、Instrument2がOut3、Out4にそれぞれ接続されているような場合にどうなるかは確認していませんので、ご了承ください。 以下憶測による説明。 REAKTORのような音声のデジタル信号処理は、1サンプル毎に処理をしなければならないので複数のスレッドで分割して処理することができません。よってひとつの音声のラインはひとつのスレッドで動いているだろう、と予測できます。 しかしOSはOSすべてのスレッドをタイムスライスしてスケジューリングするため、実際にどのコアで動かすかはソフトウェア側からはわかりません(たぶん)。 恐らく、どのコアで動かすにしてもタイムスライスによるオーバーヘッドはそれほど変わらないのでしょうが、どのコアで動かすかによってCPUのキャッシュのヒット率は変わってくるのではないだろうか、と予測しました

学校のチャイムvariation

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学校のチャイムvariation (The School Chime variation) 作曲(Music) : William Crotch 編曲(Arranged) : ymmtymd Synth : IZANAI ver0.21(Original, on REAKTOR 6) DAW : REAPER v5 Effects : Reflector(on Guitar Rig 5), ParametricEQ(Original, on REAKTOR 6), ReaComp(REAPER's plug in) Converter (to MP3) & Tag Editor : AIMP v4.13 Replay Gain : foobar2000 v1.3.15 Other Tools : WaveSpectra(Spectrum Analyzer) https://soundcloud.com/ymmtymd/variation-the-school-chime-variation 配信開始しました。 ---- ※2017/10/13追記 Youtubeにもアップしました。 https://www.youtube.com/watch?v=hN6tI53CU2w ---- とりあえず、SoundCloudでの配信。 ここのブログは音楽埋め込めないんですよね。Youtubeでも配信する予定です。 ダウンロードしてオフラインで聞きたい人っているんだろか… 学校のチャイムといえばやっぱり例のあの曲。イギリスのビッグベンがあの曲なんだとか。 そもそも学校のチャイムをアレンジしようと思って作っていたわけではなくてですね… アコースティックギターで前からアルペジオで弾いてたコード進行をシーケンサーに打ち込んでテクノポップっぽくしてみよう…というところから始まって、気付いたらこうなっていたという… シンセはREAKTORで作った自作のもので、 見た目は現在こんな感じ。これだけで作ってみようという企画でした。 2VCO、2LFO、2VCF、3EG、クロスモジュレーション(FM)、外部入力対応、コーラス、ディレイ付き、という構成です。 ノイズジェレネータを入れるかどうか悩んだので